遺言イメージ

銀行の遺言信託サービスを利用しています

私は現在一人暮らしをしています。
さほど多くはありませんが、少々の財産は持っています。
ただし、私には結婚歴がありませんので、配偶者も子供も存在しません。
両親はとうの昔に亡くなっておりますし、一人だけいた兄も既に他界しております。
その兄には2人の子供がおりますので、もしも私が死んだ場合には、その兄の子供が私の財産の相続人となることになります。
しかし、正直言ってその子供たちに私の財産を渡したくありません。
もともと兄弟仲があまり良くなかったので、兄とはほとんど行き来がありませんでした。
なので、その子供たちとも冠婚葬祭などで顔を合わせたことが何度かある程度のもので、身内という実感が全くありません。
その子供たちに財産を渡すくらいであれば、もっと有意義な目的のために財産を使いたいと考えたので、取り引きしている銀行の遺言信託サービスを利用することに決めました。
実は私はずっと以前にあるNPO法人に助けてもらった経験があります。
私がとても辛い状況にあった時、実の兄は何ら助けの手を差し伸べてくれることもなかったのですが、私とは赤の他人であるNPO法人の代表者が親身になってくれたので、私は救われることができました。
なので、兄の子供たちに財産を残すよりも、そのNPO法人に寄付したいと考えました。
そのNPO法人は決して資金が潤沢にあるわけではなく、賛同者からの寄付やイベントなどの収益で何とか運営しているような状況でした。
ですので、私の財産が活用されて、かつての私と同じような状況に追い込まれて苦しんでいる人が一人でも多く救われることができるなら、とても嬉しく思います。
そこで、銀行と遺言信託サービスの利用契約を結んで、私の死後、私の全財産をそのNPO法人に寄付する旨を記載した公正証書遺言を作成しました。
兄の代襲相続人である2人の子供たちには、法定遺留分がありませんので、私の遺言書がその効力を否定されてしまう心配はありません。
また、作成した遺言書の原本は公証役場で保管されていますし、写しの方は遺言信託契約を結んだ銀行で保管してくれていますので、確実に私の遺志が実行されるようになっています。
親しく付き合っている友人2人に、私が死んだ場合には、すぐに銀行へ私の死亡連絡を入れてくれるように頼んでありますので、銀行が私の死の事実を知ることができずにいるうちに、勝手に相続手続きがされてしまうような心配もないだろうと考えています。

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